2021年01月

息子に大日本絵画の『チャイコフスキーのくるみ割り人形(音の出るしかけえほん)』をクリスマスプレゼントとしてあげたのですが、とっても素敵な絵本でしたので、ご紹介します!



(Amazonのレビューも星★★★★でした。納得。(2021年1月時点))
チャイコフスキーは、たいへん美しいメロディーの曲を作った作曲家として知られています。なかでも有名な3つのバレエ音楽のひとつが「くるみ割り人形」です。E.T.A.ホフマンの書いた童話をもとに作曲され、舞台の上のおどり手の思いを、わかりやすくしてくれます。さぁ、主人公のクララといっしょにクリスマスの魔法の旅へと出かけましょう。 
(出典:大日本絵画HP チャイコフスキーのくるみ割り人形 (音がなる)


特におすすめしたい人

  1. お子さんにクリスマス・冬のお誕生日プレゼントを探している方
  2. クラシック音楽に興味のあるお子さん・親御さん
  3. バレエに興味のあるお子さん・親御さん
  4. 外国のファンタジーな物語に触れたい方
  5. 華やかで繊細な雰囲気の絵が好きな方  など
クリスマスのお話なので、冬のプレゼントとして特におすすめです。
下に書きますが、サイズは普通の絵本より大分大きいです。
そして表紙の一部に金箔が貼られていたり、特別感のある装丁のため、贈り物として見劣りしないと思います。

また、クラシック音楽やバレエに触れるための第一歩としてもおすすめです!
これも下に書きますが、子供向けの絵本ではありますが、各曲の説明もとてもコンパクトかつ分かりやすくされています。
 

実際に手に取ってみて分かった特徴

私はネットで注文したので、実物を見たのは届いてからだったのですが、実際に手に取ってみて分かった特徴を書きます。
  • 思っていたよりもずっと大きかった。A4サイズの二倍ちょっとの大きさでした。(つまり、開くと大体A4サイズを横に4枚並べた大きさになります。)
  • 表紙は布のようなしっかりとした素材です。
  • 表紙に金箔が使われていて、特別感がある!

音楽について

この絵本は、お話が見開き10ページ、プラス最後のページの見開き1ページに音楽についての説明が書かれています。

お話の各見開きのページに、「ここを押す」という丸い印がついていて、そこを押すと音楽が流れます。
各曲は、10秒くらいなのですが、子供のおもちゃによくある電子音ではなく、優雅なクラシックの音色をきちんと録音したようなものになっています。
音の強弱や、楽器の音色も十分分かります。
各曲の時間は短いながらも、各シーンの光景と合った素敵な音楽で、大人もワクワクしながら聴いてしまうような感じです。
我が家は一歳の息子に読み聞かせましたが、心地良さそうに聴いていました。
短いからこそ、小さい子供には聴きやすいのかもしれません。

そして、最後のページに、チャイコフスキーの紹介序曲〜第2幕終幕のワルツまで、各ページで流れた曲についての説明(特徴や聴き所、想起されるものなど)、そして、その中で用いられた音楽の言葉についての説明が簡潔に書かれています。このページはある程度(小学生中学年くらいかな?)の年齢にならないと一人で読んだだけで全てを理解するのは難しいかもしれませんが、親御さんがこれを読みながら説明したり一緒に感想を話したりするなら、幼児から役立つと思います。

クラシック音楽の鑑賞に親しむきっかけとしても、とても良いのではないかなと思います。

ストーリーについて

時はクリスマスイブの夜。主人公はクララという名前の女の子。王子様になったクルミ割り人形に案内され、お菓子の国で、お菓子の精達の素敵な踊りを楽しむ、というお話です。どちらかと言うと女の子の喜ぶお話かもしれません。(我が家は性別関係なく素敵なものは紹介したいので、息子にプレゼントしました。とはいえ、まだ一歳なので、好みに性差は表れていません。もう少し大きくなったら、女の子っぽいという理由で嫌厭されたりするのでしょうか。でも、この音楽や絵は、男女関係なく楽しめるものだと思うので、お家にあって損はないと思います。)

絵について

各シーン、見開きページを使っています。上にも書いたとおり、開くと大体A4サイズを横に4枚並べた大きさになるので、贅沢に紙面を使って絵が描かれています。
ドイツの童話なので、当然かもしれませんが、登場人物の装い(ドレスやハット)、室内の様子は昔の洋風です。細かなところまで描かれた、繊細なタッチの絵です。

対象年齢は?

上記でも少し触れましたが。お話の文章は、小さな文字で書かれているし、使われている言葉や表現からすると、一人で読むなら、小学校中学年くらいが対象なのかな?と思います。(調べたのですが公式な対象年齢は分かりませんでした。)
とはいえ、読み聞かせをするなら、読み手がいくらでも簡単な言葉で説明できるので、何歳からでも楽しめると思います。我が家は一歳の息子に読んでいます。読むというより、絵を見せて、すごく簡単に光景を説明して、音楽を聴かせる、という感じです。しっかり見て聴いて、楽しんでいる感じがします。

少々残念な点 

…というわけでとてもおすすめなこの絵本なのですが、一点難点を挙げるとすると、音楽を聴くためのマークを押すのに、力が要ること!マークは分かりやすく丸になっているので、一歳の息子も指で指してなぞるのですが、全く力が足りません。いつ頃になったら自分で押せるだろう?3歳以降かな?もっと押しやすかったら、さらに良いのに〜!と思います。


このシリーズの絵本、他にもあるみたいなので、またの機会に見てみたいな〜と思うくらい気に入りました。

夫が日本で買い物する時のアルアル話。
Stuff that happens to non-Japanese people when they do shopping in Japan



日用品の買い物から帰ってきた夫。My husband went shopping to get some groceries and when he returned home, he said
IMG_20210106_200031
Sorry...

と言って夫が取り出しのはこれ。He took this from his shopping bag and said
IMG20210106195248
こういうの、ずっと欲しいと思ってて、やっと見たんだよ!でも、100円だと思ってレジに持って行ったら3000円だった
I‘d been looking for stuff like this and I saw this finally. But, they charged me three thousand yen when I thought this was just a hundred yen!


とのこと。

仕方なくお会計したけど、間違いでは?と思って棚の値札を見に戻ったら、どうやら100円だったのはこの下にあった商品だったようです。
He said he paid at the cashier but went back to the shelf to check the price again. Turned out the stuff for a hundred yen was the one placed just below this.

こういうことよくあるんですよね...。
外国人の、というか、漢字が読めない人のアルアルかも。
This is not the first time this happened to him in Japan.
I guess this is what happens to non-Japanese residents in Japan, when they don't read the Chinese characters in the price cards which refer to the name of the products.

ちなみにこれ、ペンチ?と思ったら、巻爪などの人用の爪切りとパッケージに書いてありました。
By the way, this looks like pilers but the package said this was a nail clipper for people with ingrown toenails.

(ごめんと言っているのは、普段から日用品の買い物に行くたびに甘いお菓子を買ってきて家計の出費がかさむので、倹約してねと言ってあるから。)
(For the record, the reason why he said sorry was because I had asked him to spend money more wisely since he always buys some unnecessary sweets while he goes to get some daily necessities, and it piles up on our family budget.)


ヨーロッパ出身の夫に、なぜ日本の年末年始のお祝いは静かなのか疑問を持たれたので、英語でどう説明したか、という記事です。


★前置き★

在日5年の夫。納豆も大好きになるくらい、普段は日本の生活に馴染んでいる夫ですが、日本の静かな新年の迎え方にはどうしても寂しさを感じるようです。
新年早々こういった欧米系のテレビ番組をチェックし、各国が花火を打ち上げたりして大々的にお祝いしている様子を観ます。
そして冗談交じりに一言。「これだよこれ。日本はお祝いの仕方を知らないね。」
毎年このようなことを言われ、若干イラッとしつつも、年末年始帰省できずホームシックのような気持ちからくる言葉だと思い、いや、あなただってクリスマスは家族と自宅でのんびり過ごすでしょ。日本人にとっての新年のお祝いは、あなた達のクリスマスのようなものなんだってば。」とやんわり返していたのですが。

今年のクリスマスは仕事納めで忙しかったにも関わらずクリスチャンの夫のためお祝いの食事を作り、その後風邪を引いて寝込む夫の傍らお正月を迎えるために一人で掃除やおせち作りなどした私には、例年以上にカチンと来ました。いや、私の文化のこと分かってくれていると思っていたけど、これ本気で言ってるのかな...!?と。
ということで、久しぶりに真面目に説明したので、その時説明した内容を振り返っておきます。
ご興味のある方は参考にしてみてください。


★説明した内容★


We don't set off fireworks but we welcome the new year by ringing a huge bell in Buddhist temples in Japan.
日本では花火は打ち上げないけど、仏教のお寺の鐘を鳴らして新年をお迎えするんだよ。

*set off fireworks 花火を打ち上げる
*welcome the new year 新年を迎える
*ring the bell 鐘を鳴らす
*除夜の鐘はそのまま英語にしても伝わらないのでhuge bell in Buddhist temple(仏教のお寺の大きな鐘)と噛み砕いた言葉にします。


The bell is struck to get rid of evil desires.
邪欲(=煩悩)を祓うために鐘を打ち鳴らすの。
*strike the bell 鐘を打つ
*get rid of ... ...を取り除く
*evil desires 邪欲(=煩悩) 煩悩はwordly desires(世俗的な欲求)とか訳し方は他にもあるようです。そちらの方が正確な気もしますが、evil desiresの方が分かりやすいかなと。

Our way of spending the new year holidays is based on the Japanese tradition which is deeply related to Buddhism and Shintoism, so it might seem more quiet compared to the Western way of celebration.
私達の年末年始の過ごし方は、日本の伝統に基づいていて、それは仏教や神道と深く関わっているから、あなたのお祝いの仕方と比べたら、静かに見えるかもね。 
*new year holidays お正月休み(年末年始休みはyear-end (又はend-of-year) and new year holidaysですが長いので。new year holidaysでまとめてしまっても良いかと。)
*be based on... ...に基づいている
*be deeply related to... ...に深く関わっている*might seem ... ...のように見えるかもしれない
*compared to ... ...に比べて

Buddhism values tranquility of mind.
仏教は精神の静けさを大事にしているからね。
*(動詞)value... ...に価値を置く
*tranquility 静けさ、平穏
*mind 精神 (精神はspiritでも良いのですがより霊的なイメージなので、実生活でもイメージしやすいmindを使いました。思考とか理性的な心という意味合いがあり、精神という意味でも使えます。)

Flashy and loud events including big fireworks are opposite to those values. Although there are some people who like that kind of events and do attend those events, that's not what the majourity of Japanese people do during the new year holidays.
大々的な花火とか派手なイベントはそういった価値観の対極にあるでしょ。そういうのが好きで参加する人もいるけど、年末年始の間は主流ではないね。

*flashy 派手な
*be opposite to... ...の反対である
*the majourity of ... ...の大半が

Instead, we do a thorough house cleaning to welcome the diety of the incoming year, eat soba noodles on the new year's eve to wish for longevity, enjoy the new year dishes which have special meaning to wish for well-being, and etcetra. 
それより、新年の神様をお迎えするために大掃除したり、大晦日には長寿を願って蕎麦を食べたり、幸福を願う特別な意味を持つおせちを食べたりとか。
*thorough house cleaning 徹底的な家の掃除(=大掃除)。これも日本特有のものなので訳し方は色々。
*diety (多神教の)神
*longevity 長寿
*new year's eve 大晦日
*new year dishes おせち
*well-being 幸福、健康(身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること)
*and etcetra などなど

Our end-of-year and new year holidays are full of traditional customs which are believed to bring good luck.
It might seem quiet, but is just that we are used to celebrate the new year in a more modest and mindful manner.
年末年始は、縁起が良いとされる伝統的慣習でいっぱいなのよ。
静かかに見えるかもしれないけど、私達は新年を丁寧にお祝いしているんだよ。
*be full of... ...でいっぱいである
*be believed to... ...と信じられている
*in a ... manner ...な方法で
*it's just that... ただ...というだけのこと

★後書き★

最後に、「お祝いの仕方が違うからって、お祝いの仕方を知らないなんて言い方は失礼だよ。私があなたの好きなところの一つは、異文化に理解があるところだと思ってたのに、私の思い違いだったのかな」と言ったら、「ただ、自国のお祝いが恋しかったんだ...」と言っていました。

そうだよね。ママや家族が大好きな夫。クリスマスや年末年始の休みに会えないのは辛いことのようです。来年は帰れると良いね。

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